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天空の回廊「在来物語」トークセッション [在来物語]

2013年11/6(水)19:00~
藤枝市本郷の「藤の瀬会館」のホールで行われたのは…、

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せとやまるかじり2013 プレイベント
《天空の回廊「在来物語」トークセッション》
「在来作物から繋がる瀬戸谷ブランド(山間地ブランド)の魅力を語る」


司会は、「瀬戸谷生き生きフォーラム」代表の小田さん。
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最初のご挨拶は、
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「せとやまるかじり」の実行委員長でもある井口芳則さん。

会場には、瀬戸谷地区だけでなく、「在来作物」に興味のある人々が
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遠方からも、集まって来ています。

コーディネーターは、SBSテレビ報道局 解説委員の鈴木俊夫さん。
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「イブニングeye」などで、県内のがんばる人や地域を応援してくれています。

パネリストは、静岡大学教授の稲垣栄洋さん。
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世界農業遺産・茶草場の仕掛け人であり、県内在来作物研究の第一人者。

イタリア料理店「NORI」オーナーシェフの西谷文紀さん。
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静岡を代表する”ふじのくに食の仕事人”。

SBSの番組「イブニングeye」の鈴木俊夫さんのコーナーのDVDを見ながら
話が進みます。
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在来作物は品種改良されてないもの。
在来作物は、小さくて、個性的なものが多い。
農作物は、より大きく、たくさん収穫できるようにするために、
改良されて行く時に、実は失われているところがある。

劣性と思われていた在来作物であったが、実はとても個性的!
そのことに気づいたのは、最初は「そば」からだった。
井川の「シロイモ、ニンニク、ニラ、ラッキョウ、カラシナ」など。
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井川の在来作物を食べてみる集まりをした。
在来野菜に出会って、こだわりのシェフたちが興奮!
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見かけはみすぼらしかったり(失礼)するけれど、
食べてみると非常に個性的で、味にインパクトがあることが分かった。
在来野菜の可能性は、絶大!
一流シェフたちをワクワクさせる新しい食材か!?

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今年6月、映画「よみがえりのレシピ」の上映にあたり、
県内の19店舗のレストランが、井川の在来野菜を活かしたメニューを開発し、
一般に食べられる日を作った。
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シェフによると、在来野菜を知ることは、ひとつひとつ扉を開けて行く感じ!
一流シェフが、在来野菜に出会うことで、高級食材に生まれ変わる!
全く価値観が変わる感じ。


在来作物を訪ねに井川まできて欲しい。
そこにしかないもの!そこが大切!それが武器になる。
人を地域に呼ぶために、使えるものになるかも!?
「オランド、コウボウキビ」
在来の野菜は小さいけれど、歯ごたえがあり、味が濃くて美味しい。
いろいろな人に食べてもらって、可能性を広げたい。


「オランド」というアカイモ。「おでんイモ」ともよばれる。
小さくて硬いので、おでんでも煮崩れない。すごく美味しいそう。
在来作物は、山形が有名だか、意外にも静岡にもたくさんある。
井川と水窪が多い。
静岡の可能性が注目されている。


在来の大井川ショウガは、辛い!ピリピリと刺激的!インパクトがある。
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それがおもしろい!そういうことが文化!
できたのが、ジンジャーエール!パウンドケーキ!
大井川ショウガは、堤防の穴で冬を越す!?
藤枝でも、ミョウガやショウガの在来種が見つかる!?


今までは、作物に優劣をつけてきたが、在来作物には勝ち負けがない。
全ては個性なので、どちらの特徴もいいもの。
その土地が育むから、その味。種を他で育ててもダメ!
在来作物には物語がある。
料理されているものを見に、井川まで行く。作っている人の顔を見に行く。
種を残すことが目的ではない。その地域の空気感を残していきたい。
難しく考えないで、いろいろと挑戦してもらいたい。
在来作物は宝物なので、大切にしてもらいたい。
在来作物は、古いものでありながら、今は最先端のもの。
決して輸入できないもの。
地域らしさを極めていくと、農業につながる。
地域づくりの最先端は在来作物である。

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静岡県は、食材の宝庫。海も山も。美味しいものがあたりまえにある。
すごいものを作っているのに、当たり前と思って、アピールされない。
なので、知らない間になくなってしまう。
16日の「せとやまるかじり」では、
NORIさんが、「瀬戸谷物語」という弁当を作る。
皆さんに食べてもらいたい。


今、注目しているのは、瀬戸谷!瀬戸谷の物語があるはず。
いろいろな人に知ってもらうと、みんなが幸せになる!
素晴らしいものが見つかりつつある。これらをみんなで育てて行こう!

参加者から、質問を受け付ける。
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Q:在来作物をこれからどうしていけばいいのか?出口は?
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稀少価値を残しながら、小さいマーケットを確実に大切にしていく。
生産者は、自分たちが作っている野菜のセールスポイントを
きちんと言えた方がいい。
熱い気持ちやストーリーを伝える方法を持つ。
どうすれば美味しいかまで、伝える。
ただ作っているだけではダメ。

身近な人に丁寧に売っていく。
ばか儲からなくてもいい、と考える。


Q:お茶にも在来はあるのか?
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在来のお茶はある。
有名な「やぶきた」も在来種から生まれた。
静岡には、在来のお茶は、0.9%。
在来茶は、味がはっきりしているので、料理に使うといいかも。


瀬戸谷のさんさん市、今では、焼津のスーパーに呼ばれ、定期的に出店している。
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やまがの食材は、個性的で喜ばれている。よもぎ餅、きな粉など。


駅前の居酒屋「藤枝市場」のシェフ。
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ぜひ在来種を見に行きたい。
ぜひ使ってみたい。
そういうシェフが集まるところを藤枝に作って欲しい。
情報交換したい。


Q:自生と在来の違いは?
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自生、半自生は、育てているわけではない。
在来は、自家で、繰り返し「種」を取り育てるもの。
ただし、在来作物だけがいいものというわけではない。
トータルでうまく使うといいと思う。
在来は、いろいろなジャンルの人をつなげるもの、
地域を元気にできるものかもしれない。

11/16「せとやまるかじり」11:00~
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在来作物を使った、NORIさんのミネストローネのふるまいがあるそうです。

この日は、在来作物に関する、第一弾!

第二弾は、11/16(土)・17(日)の「せとやまるかじり」で!
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第三弾は、12/7(土)映画「よりがえりのレシピ」を瀬戸谷で上映する!
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人と人をつなぐ映画!
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その予告編を観ました。

入場料は、1000円。
前売りチケットには、イタリア料理NORI西谷シェフ特製の
「在来ホットジンジャー」付き!限定100枚限り!
この「在来ホットジンジャー」は、1杯500円という高価な飲み物!
それを飲んで、さらに映画も観られるとは…!?
さらに会場では、天空の回廊エリアの在来作物が試食できるとか。

この映画は、生産性が高くはない在来作物を作り続けてきた
山形の農家のみなさんがたくさんでてきます。
静岡や藤枝にも、同様な農家さんは少なくありません。
この映画を観ることによって、そういう農家さんたちが、
自分たちがやってきたことはよかったんだと再認識し、
その思いをみんなと共有したり、孫子の代に伝えたり…。
できたら、祖父母、両親、子どもたちと、3世代一緒に観てもらいたい。
1人でも多くの子どもたちが、「僕、私、農業をやりたい!」と言ってくれたら…。
大井川産のぴりっと辛いという「大井川ジンジャーエール」を飲みながら、
この作品を観てもらいたい。
会場は、藤の瀬会館のホールです。
TEL054-639-0120


「大井川ホットジンジャー」付きの前売り券は、限定100枚です!
次の前売り券販売は、11/16(土)・17(日)
「せとやまるかじり2013」の「在来作物」のPRブースにて、
行われる予定です。
その近くには、ぱらぽんがいると思う(たぶん)。
「せとコロ応援団」も出没します!!
コロズも連れて行くので、こちらもよろしくね~!!


12/14(土)~23(月)、天空の回廊エリアにある施設や団体で、
それぞれの地域に生きる在来作物の料理を食べ歩き、
体験もできる「冬の天空の回廊」ツーリズムを開催!

さらに、冬には、在来作物を訪ねる着地型観光も計画する!

関係者の皆さん、お疲れさまでした。
これからもがんばってください。
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