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映画「よみがえりのレシピ」を、12/7(土)藤の瀬会館で観ませんか? [在来物語]

2013年12/7(土)18:00開場
上映されるのは、この映画。
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「よみがえりのレシピ」です。
この映画は、美味しくて、そして心に効くドキュメンタリー映画で、
在来作物と種を守り継ぐ人々の物語です。


この映画がどういう作品かというと、

栽培者自身が種苗を管理し守ってきた在来作物(ざいらいさくもつ)は、
世代を超えて地域に受け継がれてきました。
しかし品種改良された作物より収量が少なく、
病気にも弱いことから市場で評価されず、
多くは消失してしまいました。
そんな時代に独自の料理法で在来作物の存在に光を当てた
“山形イタリアン”「アル・ケッチャーノ」の奥田政行シェフ。
野菜の個性的な味・食感・香りを生かした料理には、
新鮮な魚介や肉と、地域の風土や物語も盛り込まれます。
また焼き畑農法を研究する江頭宏昌先生は
「ここにしかない価値」を秘める在来作物が
地域再生の起爆剤になると確信しています。
さらなる主役は、手間を惜しまず種(たね)を守り続ける農家の人たち。
その笑顔と心意気を感じることで、
何気ない日々の生活が少しだけ違って見える、
そんな魅力が『よみがえりのレシピ』には溢れています。

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この映画で語られる「在来作物」とは?どんな作物なのでしょうか?
以下、公式サイトからの引用です。

在来作物(ざいらいさくもつ)とは
「ある地域で、世代を越えて、栽培者によって種苗の保存が続けられ、
特定の用途に供されてきた作物」です。
親から子へ、子から孫へ、代々にわたり採種(タネをとること)の方法、
さらにはイモの保存方法といった種苗の保存のノウハウ、
焼き畑のような昔ながらの農法とともに、地域や農家に受け継がれてきた作物です。
そのことから「生きた文化財」とも言われ、
地域の知的財産として見直しが始まっています。
山形県には160品目以上の在来作物が確認されています。
山形県の冬は長いことから、冬場の食料を補う在来作物として
カブや大根、芋、豆等が受け継がれてきました。

一方で最近の調査によると、
この数十年で30品目以上消失していることが判明しています。
品種改良された野菜に比べ、日持ちや品質のそろいがよくないので、
市場から敬遠されがちなことや、生産性や収益性が低いことなどがあります。
さらに在来作物の栽培者のほとんどが70歳以上です。
このまま後継者が現れなければ、あと10年くらいのうちに
在来作物の多くは失われてしまう可能性がきわめて高いと言われています。
在来作物とともに、伝え継がれてきた地域固有の知的財産を保存していくために、
今何をすべきかを考えていく必要があります。


この秋から、静岡大学農学部の稲垣先生が、藤枝市に住むことになって、
藤枝市内の在来作物について調査が始まっています。
そして、この取り組みに興味を示してくれている
イタリアンレストラン「NORI」の西谷シェフがいます。
この新たなるムーブメントを、少しでも多くの人に知ってもらいたい。
特に、今まで何気なく在来作物を作っていながら、
そのことがすごいことだとは思っていない農家の方々。
さらに、おじいちゃんおばあちゃんが作ってきた在来作物が、
とても稀少で価値のあるものだと気づいていない孫たち。
この映画を観ることによって、
うちで育てていた野菜が、在来作物だったんだ!と気づいたり、
それらを残すために、農業を続けるよと決心したり、
そういう、化学反応が起こればいいなあというのが
主催者の望むところなのでは…と思います。

在来作物を残せるかどうか?
今現在が、その岐路、分岐点に立っているのだろうと思います。

今回の上映会では、前売り券購入ポイントとして、
大井川産の在来生姜で「NORI」さんが作った「ホットジンジャー」が試飲できます。
前売り券は、藤の瀬会館、藤枝市観光協会等で販売しています。
ぱらぽんも預かっていますので、お声を掛けていただければ、
お取り置きをいたします。

12/7(土)18:00開場 18:30上映
会場 藤枝市本郷876 藤の瀬会館
TEL 054-639-0120
前売り券 1000円(在来ホットジンジャー付き)

「よみがえりのレシピ」公式ページはこちら
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