「朝比奈ちまき講演会」に行ってきました。 [在来物語]
2014年11/1(土)、雨のお陰で早く帰ってこられたので、
19:00〜藤枝市岡部町の「市民ホールおかべ」で行なわれた、
「朝比奈ちまき講演会」に出席することができました。
この講演会は、昨年の12月に行なわれた
映画「よみがえりのレシピ」上映会のときの
リベンジマッチではないかと、ぱらぽんは想像しています。
この上映会のとき、映画鑑賞後に「せとやっこ」さんを会場に、
藤枝近隣の在来作物を試食する会がありました。
そこで食べさせてもらったのが、
大井川産のホットジンジャー
瀬戸谷産の金ごまをまぶしたおにぎり
たくわん、
こんにゃく、
など(後で調べて、正確に書き直します。)
この時、主催者の方に伺った話では、
この上映会&試食会をすると決まった時に、
山形大学の江頭宏昌先生に話したら、「藤枝には、『朝比奈ちまき』があるでしょう!」
とおっしゃって、とても来たがっていらしたと。
ところが諸事情あって、来られなかった…。
いつかぜひ!ということになっていたらしいので、
そのときの夢が、この日実現するのだな…!と思って、
ぱらぽんは出かけました。
(大変申し訳ないことですが、2013年12/7の記録記事が無い!
とても残念。)
さて、本題に戻ります。
この日の主役は、こちら。
「朝比奈ちまき」といっても、主催は、「在来作物研究会」です。
司会進行は、
静岡大学大学院教授の「稲垣栄洋」先生。
会場の聴衆の皆さん。
はじめのごあいさつは、
静岡大学大学院 農学研究科助教授の「富田諒都」先生。
「在来作物研究会」の会長です。
さあ、始まりますよ!
まずは、基調講演「朝比奈ちまきの価値」
アシスタントの「朝比奈ちまき」ちゃんもスタンバイ!?
山形大学農学部准教授の「江頭宏昌」先生。
「山形在来作物研究会」会長。
在来作物研究の第一人者として、
山形県内の在来作物の研究や保存活動などに取り組んでいる。
ちまきや焼き畑にも造詣が深い。
食物遺伝学などに基づく著書多数。
くわしくは映画「よみがえりのレシピ」をご覧ください。
江頭先生は、「ちまき」の起源や種類、その成分、製法などを、
文献による調査や、科学的なデータをひいて、説明されました。
続いて、藤枝市の郷土史家「池谷圭次」先生。
市内小中学校教員退職後、岡部町教育委員会社会教育指導員文化財担当として勤務。
現在は、「岡部を恋うる会」会長職のかたわら、
歴史講座、史跡めぐり、古文書の解説などを行ない活躍されています。
講演「家康も愛でた朝比奈ちまき」
「朝比奈ちまき」の研究史を紹介されました。
そもそもは、20年前の「何でも鑑定団」がきっかけだったらしい。
岡部町の「殿」地区の朝比奈さんちに伝わる古文書を調べたところ、
今川家や武田家の朱印状があり、その他に
「御粽の書付(おんちまきのかきつけ)」というものを発見。
朝比奈家に伝わる古文書で、椿の起を燃やして灰を作り、
その灰汁(あく)にもち米を一晩浸して吸収させ蒸したといいます。
灰汁は淡い黄色みを帯び、防腐剤の役目をして日持ちさせるそうです。
さらに、「彦坂九兵衛書状」という古文書もあり、
検地奉行の「彦坂九兵衛」が志太郡殿村の「朝比奈三左衛門」に当てた書状で、
朝比奈ちまきを作って五月七日までに持参せよ。
上様(家康公)が召し上がるので、念をいれきれいに作ること。
という内容の書状だそうです。
この書状により、家康公に献上されていたことが分かり、
京都の「御所粽(天皇への献上)」とともに、
二大献上ちまきとして、歴史的に価値のあるものというわけです。
それらを踏まえて、第二部はトークセッション!
「ふるさとの地域資源を活かした地域づくり」
江頭先生と池谷先生。
コーディネーターは、稲垣先生です。
先生が手にお持ちなのは、京都の「道喜粽(どうきちまき)」。
5000円くらいするそうです!すごい。
最後に「朝比奈ちまき保存会」の鈴木会長が御登壇。
保存会の活動について語りました。
その内容については、再度確認の上、書き足します。
関係者の皆さんの記念撮影!
「在来作物研究会」と「朝比奈ちまき保存会」の皆さんです。
「朝比奈ちまき保存会」では、一緒に活動をしてくれる仲間を募集しています。
連絡先 事務局 TEL 054-668-0508(永井さん)
*この記事は、後で、書き足します。
修正加筆の必要を感じられた方は、コメント欄にて、お知らせください。
19:00〜藤枝市岡部町の「市民ホールおかべ」で行なわれた、
「朝比奈ちまき講演会」に出席することができました。
この講演会は、昨年の12月に行なわれた
映画「よみがえりのレシピ」上映会のときの
リベンジマッチではないかと、ぱらぽんは想像しています。
この上映会のとき、映画鑑賞後に「せとやっこ」さんを会場に、
藤枝近隣の在来作物を試食する会がありました。
そこで食べさせてもらったのが、
大井川産のホットジンジャー
瀬戸谷産の金ごまをまぶしたおにぎり
たくわん、
こんにゃく、
など(後で調べて、正確に書き直します。)
この時、主催者の方に伺った話では、
この上映会&試食会をすると決まった時に、
山形大学の江頭宏昌先生に話したら、「藤枝には、『朝比奈ちまき』があるでしょう!」
とおっしゃって、とても来たがっていらしたと。
ところが諸事情あって、来られなかった…。
いつかぜひ!ということになっていたらしいので、
そのときの夢が、この日実現するのだな…!と思って、
ぱらぽんは出かけました。
(大変申し訳ないことですが、2013年12/7の記録記事が無い!
とても残念。)
さて、本題に戻ります。
この日の主役は、こちら。
「朝比奈ちまき」といっても、主催は、「在来作物研究会」です。
司会進行は、
静岡大学大学院教授の「稲垣栄洋」先生。
会場の聴衆の皆さん。
はじめのごあいさつは、
静岡大学大学院 農学研究科助教授の「富田諒都」先生。
「在来作物研究会」の会長です。
さあ、始まりますよ!
まずは、基調講演「朝比奈ちまきの価値」
アシスタントの「朝比奈ちまき」ちゃんもスタンバイ!?
山形大学農学部准教授の「江頭宏昌」先生。
「山形在来作物研究会」会長。
在来作物研究の第一人者として、
山形県内の在来作物の研究や保存活動などに取り組んでいる。
ちまきや焼き畑にも造詣が深い。
食物遺伝学などに基づく著書多数。
くわしくは映画「よみがえりのレシピ」をご覧ください。
江頭先生は、「ちまき」の起源や種類、その成分、製法などを、
文献による調査や、科学的なデータをひいて、説明されました。
続いて、藤枝市の郷土史家「池谷圭次」先生。
市内小中学校教員退職後、岡部町教育委員会社会教育指導員文化財担当として勤務。
現在は、「岡部を恋うる会」会長職のかたわら、
歴史講座、史跡めぐり、古文書の解説などを行ない活躍されています。
講演「家康も愛でた朝比奈ちまき」
「朝比奈ちまき」の研究史を紹介されました。
そもそもは、20年前の「何でも鑑定団」がきっかけだったらしい。
岡部町の「殿」地区の朝比奈さんちに伝わる古文書を調べたところ、
今川家や武田家の朱印状があり、その他に
「御粽の書付(おんちまきのかきつけ)」というものを発見。
朝比奈家に伝わる古文書で、椿の起を燃やして灰を作り、
その灰汁(あく)にもち米を一晩浸して吸収させ蒸したといいます。
灰汁は淡い黄色みを帯び、防腐剤の役目をして日持ちさせるそうです。
さらに、「彦坂九兵衛書状」という古文書もあり、
検地奉行の「彦坂九兵衛」が志太郡殿村の「朝比奈三左衛門」に当てた書状で、
朝比奈ちまきを作って五月七日までに持参せよ。
上様(家康公)が召し上がるので、念をいれきれいに作ること。
という内容の書状だそうです。
この書状により、家康公に献上されていたことが分かり、
京都の「御所粽(天皇への献上)」とともに、
二大献上ちまきとして、歴史的に価値のあるものというわけです。
それらを踏まえて、第二部はトークセッション!
「ふるさとの地域資源を活かした地域づくり」
江頭先生と池谷先生。
コーディネーターは、稲垣先生です。
先生が手にお持ちなのは、京都の「道喜粽(どうきちまき)」。
5000円くらいするそうです!すごい。
最後に「朝比奈ちまき保存会」の鈴木会長が御登壇。
保存会の活動について語りました。
その内容については、再度確認の上、書き足します。
関係者の皆さんの記念撮影!
「在来作物研究会」と「朝比奈ちまき保存会」の皆さんです。
「朝比奈ちまき保存会」では、一緒に活動をしてくれる仲間を募集しています。
連絡先 事務局 TEL 054-668-0508(永井さん)
*この記事は、後で、書き足します。
修正加筆の必要を感じられた方は、コメント欄にて、お知らせください。
2014-11-02 10:08
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