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映画「種まく旅人」のこと [映画館へ行こう!]

不確かな知識なので申し訳ないですが、
映画「種まく旅人」ってご存じですか?

2012年に公開されたのは・・・、
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田中麗奈&陣内孝則主演の 「種まく旅人 〜みのりの茶〜」
この作品は、俳優の塩屋俊さんが監督を務めた作品。
記憶違いでなければ、塩屋さんが暖めていたもので、
好評ならシリーズ化することも考えていると・・・。
それが、2013年6月の突然の訃報で・・・。

「種まく旅人 〜みのりの茶〜」は、
実は官僚の「きんちゃん」が、身分を隠して農家に住み込み、
いろいろな農家の問題を親身になって、一緒に立ち向かい、直して行く…、
という農業ご当地映画のシリーズができるかも…というものでした。

当時、ぱらぽんが書いた記事は、こちらこちら

ぱらぽんは、「きんちゃん」が、寅さんのように、
全国行脚するものと思っていたので、
種まく旅人 〜くにうみの郷〜」の知らせを聞いてびっくりしました。
この作品の監督は、篠原哲雄さん。
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作品は、
淡路島を舞台に、第1次産業の調査にやって来た、
農林水産省職員の女性を中心に展開するヒューマンドラマ。
地域調査員として淡路島に来た農林水産省職員の女性が、
タマネギとノリを作る兄弟に出会う。
父の死をきっかけに仲違いした兄弟を和解させ、
島の農水産業を盛り上げるため、
女性は栄養分を含んだため池の泥を海に流す伝統行事「かいぼり」を復活させる-。
主演の栗山千明のほか、桐谷健太、三浦貴大、谷村美月、豊原功補らが出演する。

さらに、「種まく旅人 3」の撮影も始まっているらしいです。
こちらの監督は、佐々部清さん。
この作品では、岡山県のブドウ農家が舞台のようです。

この「種まく旅人」シリーズは、
農林水産省のエリート官僚が、
後継者に苦慮する地方の農村にやってきて、
地域や農業、それにまつわる人々の人間関係まで修復する
ような感じのもののようです。
こんなもんじゃあない、映画のようにはいかん、
など、現場での批判もありそうですが、
そういうことを、いろいろな立場の人がはき出しながら、
それぞれの地域の問題を考え直すようなことができそう・・・
と妄想してしまいます。

前回の「種まく旅人 〜みのりの茶〜」のときにも、
何かできないかと考えたのですが、
結果的には、新茶で忙しい時期の公開で、
一番観て欲しかったお茶農家さんや、関係者は
気になりながらも見逃した・・・状況でした。
ぱらぽんも、何かやらせてもらえるのを待っていた状況で、
大したことはできずに終わっていました、残念。

今回のタマネギを育てている兄と、
仲違いしている弟は海苔を育てようと悪戦苦闘。
海を豊かにするには、山を育てないと・・・。
母親が言う台詞
「お父さんよう言うとった。
 海が山を助け、山が海を育てる」
この話は、以前「瀬戸川新聞」を作ったときに、
山田辰美先生から伺った話と同じです。
海を豊かにするには、山を育てる。
焼津の漁師たちは、港に帰る道標として、藤枝の高根山をを目印にすると。
なので、高根白山神社には、焼津の漁師さんたちが多く信仰していると。
だから、この作品は、瀬戸内海の話ですが、
静岡にも当てはまる要素はありそう。

引いた目で見れば、農林水産省の作戦なのかもしれませんが?
農業を継いで欲しいと思うのであれば、
若い人たちに、農業は継ぐ価値のある職業であると、
実感してもらわないと。
気分なだけではダメですが、自分事ではなく、
映画の話だと、他人事であるが故、
言いたいことが言えて、本質的な話ができるかもしれない。

願わくば、身近な映画館で上映して欲しいです。
前回は、「静岡東宝会館」と「藤枝シネ・プレーゴ」のみの上映だったような。

この作品が続くことが、塩屋俊さんの願いでもあるような気がしてしまいます。
もし、ぱらぽんの勘違いなどありましたら、
ご指摘いただければ幸いです。

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