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「藤枝おんぱく2016」No.09「石上亮と茶町散策ツアー」盛りだくさん楽しみました! [石上亮と茶町散策ツアー]

2016年5/29(日)晴れ
待ちに待ったプログラムが始まりました。
「藤枝おんぱく2016」No.09
「石上亮と茶町散策、茶商を訪ねる志太天神・甲冑談義と闘茶に挑戦」
です。
一部有志による「石上亮と行く朝ラーツアー」に参加したお客さまと、
集合場所に移動すると、あらまあ、もう皆さま待っていてくださいました。

こちらは、「勝草橋」のほとりの「勝草橋公園」!
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あずまやも、トイレもあるので、集合場所にはぴったり。
まずは、受付をさせていただき、全員集合を確認。
それから、スタッフのごあいさつ。
そして、ぱらぽん長年の夢!?
「勝草橋」の隣の「勝草橋公園」で「勝草餅」を食べる!
という望みが叶いました。
(お餅の写真は、後で足します。)

この「勝草餅」のいわれは、こちら。
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藤枝宿上伝馬の「紅家」さんに特別注文して、
作ってもらいました。

この公園のお隣の「熊切商店」の原さんが、
ウェルカムティーとして「さらりら」を振る舞ってくださいました。
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原さん、ありがとうございます。

ここでちょうど、11:00。
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時間どおりに、「出発〜!」と参りましょう!
今日の亮くんのお召し物は、デニム着物にお仕立て直しの金襴の帯。
番傘は、一閑張りの土狸庵先生が張り替えてくれたもの。
安江さんが付き人!?幟も持ってくれました。
この日は、ホントにいい天気です。
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参加者の中にもお着物でお越しの方もちらほら。
亮くんのプログラムは、着物が似合うので、
皆さん喜んで着て来てくださいます。
「うっかりおかべえ(亮くんがそう呼んでいる)」、
岡村くんが「藤枝おんぱく」の幟を持ってくれました。

「勝草橋」に到着!
「勝草橋」の上で「勝鬨」じゃ〜!
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「えいえいお〜!えいえいお〜!えいえいお〜〜!!」

「勝草橋」のいわれなどを、安江くんが解説。
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勝草橋の名前の由来(橋の掲示プレートより)
 明治8年(1875)11月に初代勝草橋が瀬戸川に架けられ開橋となった。
「勝草橋」という名前は旧幕臣の伊佐新次郎(いさしんじろう)山+今満(みねみつ)が
付けたものといわれる。
伊佐は江戸幕府の時代に下田奉行所支配組頭として外国との交渉に当たるなど活躍し、
唐人お吉の物語にも登場している。
彼は明治維新によって徳川家に従って駿府入りし、
廃藩後には牧ノ原の茶園開墾に尽くすとともに、
書道・漢籍に深く通じていたため旧幕臣の子弟らの教育にも当たった。
前島の博習舎(はくしゅうしゃ)、志太の為善館(いぜんかん)でも
教鞭をとり志太地域の近代教育の振興に努力した。
 勝草橋の名前の由来は二つの説が伝えられている。
一つはむかし田中城の兵が付近の河原で合戦して勝利を得たことから、
勝軍(かちいくさ)橋といっていたのが縮まって、
「勝草橋」になったという説。
もう一つは志太という地名が植物のシダ(羊歯)の読みと同じで、
シダの異名を「勝草」と称することから
「志太橋」という意味で勝草橋になったという説。

皆さんは、すでに撮影会状態!?
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集合写真も、いずれ載せますね。

さあご一行は、「出雲大社 出雲教分院」の裏手を通って、
茶町界隈へ。
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さすが、亮くんは晴れ男!
ぴたっとお天気を味方につけています。    
ここまで約10分、さっき飲んだばかりなのに
もう喉が渇いています。

「まるか村松商店」でも、おんぱくプログラム
「自慢のあんこでつくる簡単おはぎ 女将に習う新茶の淹れ方」
が行われていました。
それでも、女将の弘美さんが、私たちのために
新茶を振る舞ってくださいました。

さらに、藤枝の茶商さんたちと、農家さんを結ぶ
「才取り」さんの仕事について説明も。
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「才取り」さんとは、お茶生産者(茶農家)と
製茶問屋(茶商)の取引を仲介する業者さんのこと。
お茶刈りしたお茶の葉は、その日のうちに
蒸されて揉まれて乾燥されて、「荒茶」になります。
そのお茶は見本缶に入れられて、
茶農家さんから頼まれた「才取り」さんが、
いち早く茶商のところに、その見本缶を持っていき、
取引の斡旋をおこないます。
茶農家は、できるだけ高く買って欲しいし、
茶商はいいお茶を安く仕入れたい。
そこをうまくつなぐのが「才取り」さんの腕の見せ所だとか!?
その「才取り」さんの仕事が終わるのが、明け方。
そこで仕事の後に腹ごしらえをと食べたのが…、
「朝ラーメン」が食べられるようになったきっかけだという説あり!?

お礼にお店の前で、記念撮影。
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さらにすすんで、こんどは「月見里神社」へ。
こちらは「月見里神社」と書いて、「やまなし神社」と読みます。
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境内には、大きな楠があります。
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さらに本殿の裏手まで進むと、もっと大きな大楠が…!?
藤枝市指定の天然記念物でもあります。
目通り9.1m 、樹高18m 、根回り26.5m 、枝張り東西19.5m 、南北12m 、
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根回り目通り樹勢ともに優れた大木です。
これは記念撮影しなくては!?
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大楠のパワーをいただけそうです。

11:50 予定どおり「西野商店」さんに到着しました。
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こちらが、「西野商店」さんの「蘭字ギャラリー」。

「蘭字ラベル」が貼られた茶箱が積まれたこのスペースは、
「藤枝おんぱく2015」の表紙の撮影でも使われました。
西野真さんも「藤枝おんぱく」のプログラムを持っていらっしゃいます。
今年は、プログラムNo.5
「藤枝・まちの誕生から現代まで 1300年の歴史散歩」
昨年の様子は、こちらで読めます。
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なので、説明はおてのもの。
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大学の講義のようでした。
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今回のお客さま13人のうち、藤枝市民はひとりだけ。
他に12人は、焼津2人、沼津2人、磐田1人、
県外は、愛知県5人、三重県1人、新潟県1人、
という分布でした。
皆さま、藤枝の歴史、お茶のこと、興味深く聞いてくださり、
西野さんのお茶もお菓子もお話も楽しみました。
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「蘭字ラベル」は、デザインが美しいだけでなく、
書かれいている内容で、いろいろな情報を得ることができます。
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皆さん、たくさん写真を撮っていらっしゃいました。
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続いては、「志太天神」のこと。
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「天神さま」は、菅原道真公のことです。
前の方から、「土天神」「衣装着天神」「志太天神」。
時代の流れともに、どんどん大きくなっていったのですが、
近年、若いお母さんたちには、この顔が恐いとあまり望まれないのだとか。

茶箱の向こうに見えるのは、西野さんのコレクション。
出張で各地で見つけたり、ネットで探したりしているそうです。
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いろいろなお話が聴けて、充実していました。

最後は、記念撮影です。
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13:15 予定をちょっと過ぎましたが、「小宮人形店」に到着。
小宮さんは今でも「志太天神」を作っている人形師さん。
雛人形・五月人形の販売時期は、もうすでに終わっているのですが、
ぱらぽんがこのツアーのことをお願いしていたので、
見本になる人形や鎧兜を一通り残して、会場づくりをしておいてくださいました。
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テーブルの上に並ぶのは、天神雛の衣装の金襴です。
この布を選んで、人形をオーダーすることができます。

人形師・小宮弘一郎さん。
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志太天神について、語ってくださいました。
配らせてもらった資料は、こちら。
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こちらは、女の子のための「御殿飾り」。
この御殿の中にお雛様がいらっしゃいます。
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京都御所を真似たもの?
京都で流行っていたタイプがこちらだとすると、
こちらが静岡で流行ったもの。
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派手ですね〜。
これは一般家庭ではちょっと難しいかもしれませんが、
お金持ちのお家には、飛ぶように売れたのだとか!?


亮くん、やはり、家康公の甲冑に目がいきます。
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十七代目 秀月作 「征夷大将軍 徳川家康公」
「羊歯の前立てが付いてないのは、正解!」と、亮くん。
兜に羊歯の前立てを付けたのは、四代目「家綱公」以降なのだそうです。

鎧兜のラインナップ!
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左から、上杉謙信、真田幸村、徳川家康、源義経、伊達政宗の兜。

「竹虎・大鎧」
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源義経です。
こちらは、戦国武将以前の鎧なので、とても華やかで美しいです。
小札も細かいものを、縅(おどし)の紐で繋いでいます。

今、話題の…「真田幸村公」
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亮「今年は、売れているでしょうね?『真田丸』の影響で!」
小宮「それがさあ、NHKの番組のお陰で…、あんまりなんだよ〜」
???
身内でお葬式を出したことがある方ならご存知でしょうが、
納棺する時に三途の川の渡し賃として六文銭を頭陀袋に入れますね。
現在では、金属は燃やさないので、
紙にプリントされた六文銭が用意されたりしますが…。
そもそも真田家の家紋の由来がそこで、
死をも厭わず闘いに臨む覚悟ができている
ということで家紋になっているわけです。
それと、武田家の流れを汲む赤備えなのですが、
矢が刺さって流血しても鎧が赤ならば目立たなくて戦える。
そのことを「真田丸」の番組で紹介されたそうですが、
それをみた若いお母さんは、縁起でもないと敬遠するのだとか…!?
そうなると、武将関連は、皆さん……ですよね〜!

「志太天神」にしておきますか?

愛知からお越しのお客さまが、独眼竜の兜で決めポーズ!
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その眼帯がお客さまのご持参のものと分かると…、
皆さんのお勧めもあって、このように!
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茶目っ気たっぷりの小宮さん!

13:10 最後の見学地「ひとことカフェ」までやって来ました。
スタッフの打ち合わせが済むまでの間、
皆さまにはちょっとしたアトラクション!
団扇づくり!
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さあ、「闘茶」が始まりますよ!
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参加者は、2つのテーブルに分かれて説明を聞きます。
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「闘茶」ってものが、どのように行われるのか?
最初はちょっと難しい…。皆さん真剣!
茶商さんたちも、大変です!
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一言和正さんと、お昼にお茶をご馳走してくれた原伸明さん。
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株式会社一言の和正さん。
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原さんは、闘茶の全国大会での主催者側の
ユニフォームに着替えて来てくださいました。

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こちらのテーブルは、安江くんがお運びさんをしてくれます。

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こちらのテーブル担当は、岡村くん。

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見守っています。本当は参加したいかも…!?

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「闘茶」を始める前に、茶葉の観察の仕方、
茶商さんたちが、どうやってそのお茶のみる方法などを聴きました。

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拝見盆に入った茶葉を観察します。
香り、形状など、あらゆる情報を感じ取ります。
お盆を次の人に渡したら、その情報をメモメモ。
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皆さんに均等になるように、お茶を注ぎ分けます。
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お茶を飲むのは、1種類ずつ。
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同時に比べられないから、大変なのです。
4種類終わったところの見本のお茶。
水色、香り、味、底に沈む沈殿物の様子などから、
産地を当てます。

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さあ、結果はどうだったのでしょうか?
2回戦行いましたが、非常に意外なことに、
主役のあの方がまさかの「0点」!
いらしたお客さまに考慮して、サービス精神…?
いや、負けず嫌いのお方ゆえ、まさかそんなことは…!
わざとではないとすると…、これはかなり持っていきますね〜。
それもこれも、皆さん大喜びでした。

最後に、記念撮影!
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前半は「石上亮撮影会」の要素が高かったのですが、
後半の「闘茶」では、皆さん、写真を撮ることも忘れて、
闘いに夢中のご様子でした。
来年の石上亮のプログラムは、「闘茶」に参戦!しましょうか?
ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいたお店の皆さま、
手伝ってくれたスタッフの皆さま、ありがとうございました。楽しかったです!

「徳川十六神将」になぞらえて、作りました。
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「藤枝十五茶将」
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闘茶会にエントリーされている茶商さんは12店舗ですが、人でいうと15人。
武将になぞらえて「茶将」とネーミングしました。
来年は、茶将の皆さんと、コラボできるといいなあと思いました。
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