SSブログ

「藤枝おんぱく」関係者は「ふじのくに観光大賞」表彰式に参加してきましたよ。 [NPO SACLABO & 藤枝おんぱく]

2016年6/13(月)14:30〜
平成28年度 公益社団法人「静岡県観光協会」の
定次会員総会が行われました。
同会は今年70周年になるそうで、重ねて記念式典も行われました。

image-20160613230905.png
会場は、静岡市葵区の「グランディエール ブケトーカイ」
4F シンフォニーの間。


image-20160613230851.png

この日、15:40〜 記念式典の中で、
「観光功労者表彰」と「ふじのくにしずおか観光大賞表彰」
が行われました。

「観光功労表彰」
◉会長感謝状
★坂井輝彦さま 元佐久間観光協会会長・現天竜区観光協会佐久間支部
 佐久間ダムの竜神まつり、民話の郷イベントの実施や
 浦川歌舞妓の支援等、佐久間の伝統文化の普及に尽力され、
 地域の観光発展に多大な功績を残されました。

★久保田政雄さま (一社)伊東観光協会副会長
 伊豆高原ペンション協同組合理事長として修学旅行の誘致に尽力されたほか、 
 伊東の歴史研究会を立ち上げるなど、地域の活性化に大きく貢献されました。

◉会長表彰状
★木内巧さま 山梨交通(株)静岡営業所長
 昭和54年の入社以来、観光バスの運転者として高い運転技術で、
 永年、たくさんのお客様を安全に輸送されるとともに、
 次世代を担う人材の育成に尽力されました。

★尾﨑正さま 東日本旅客鉄道(株)伊東駅長
 伊東駅の駅長として、ハイキングなどのイベントを、
 おもてなしの心で企画実施するとともに、
 伊東駅へさまざまな列車の入線を実現させ
 地域の魅力向上と活性化に貢献されました。

★橋本省二さま 東海自動車(株)東京案内所長
 東京案内所の所長として、関係自治体・観光協会と協力しながら、
 高速バスと路線バスとのセット乗車券の企画をするなど
 伊豆半島への誘客に貢献されました。

★佐藤元章さま 遠州鉄道(株)貸切直販課長 
 貸切バス旅行の企画、営業を通して遠州地域の観光振興に
 精力的に取り組まれた他、運転手、ガイド、営業担当等、
 次代の観光を担う人材の育成に尽力されました。

「ふじのくにしずおか観光大賞表彰」
この様子は、6/14(火)の静岡新聞の経済欄にて紹介されました。
image-20160614115824.png
こちらの方々については、後半で記述します。


ぱらぽんはこの時間帯に、「藤枝市地域公共交通会議」に出席していたので、
この表彰式には間に合いませんでした。
到着した時は、記念講演会が始まっていました。

image-20160613230652.png
そうっと入れていただき、左端の最前列にお席をいただきました。
講師は、デービッド・アトキンソン氏。
image-20160613230714.png
株式会社小西美術工藝社 代表取締役社長 さんです。
演題は、「新たな価値の創造」

アトキンソンさんは、終始データ分析が大切だとおっしゃいました。
この日はノートを持っていなかったので、スマホでメモをとりました。
細かい数字等は入力しきれなかったので、
気になった単語を繋いだようなメモですが、忘備録として書いておきます。
ニュアンスが違うところもあるかもしれませんので、
正確な情報を知りたい方は、アトキンソンさんの著書等をお読みください。

****************************

遠い国から来た観光客は貴重だ。
今狙うところは遠い国。
交通費をたくさん掛けて来てくれている人は、いいものを観たい。

たとえば、オーストラリア人は近くにニュージーランドしか無いので、
少なくとも1週間は滞在する。
旅行の48 %は、宿泊費と食費。

どこ発の人か?が大事。
欧州
アジア
アメリカからは意外と少なく、5%
一番狙うべきは欧州!?

現在日本のPRは、多様性に欠ける。
京都などの景色のいいところで、桜。着物の女性がお茶…など。

桜の見頃は、せいぜい 一週間 。
イメージが固定されている。
文化マニアはそんなに多くない。
芸者さんは簡単には会えない…。
国立公園のPRない。
ビーチリゾートもない。
世界のビーチリゾート100に日本のビーチはない。
世界から、屋久島に来るお客さんの半分以上は京都から!?
せっかく日本に来たのだから、京都など観た後は、
大自然の中で自然を眺めながら泊まりたい。
金額を一泊36万円にした宿が大人気!

北海道でも、雪質は世界一!
でも、夜がダメ。することが無い。
長期滞在できにくい。

文化財でも、たとえば「二条城」。
本当は日本一の文化財になるべきもの
石組、鷲・虎・豹、桜、関ヶ原の話、大広間…。
来年は、大政奉還 150年だが、
その(外国語での)情報発信は、二条城でもほとんどない。
部屋に入れない。
サイズと屋根など建築物の説明のみ。
歴史的な説明が皆無!
人間文化をそこに戻しましょう。
長袴、装束、二条城で着物の日?
着物がない人には、貸して着付けるサービス。
役所で借りて、大広間で大政奉還の儀式を再現する。
本物の場所で本物の再現を見る。
感動する。はず!
飲食対策も大事。
座る場所が少ない。
1日いてもらえるように。
ゆっくり観られる環境。

春日大社 も監修している。
近鉄は終電が遅くまであって、 便利過ぎる。
日帰り一日で回れる奈良になってしまう。
近鉄に提案しているのは、朝六時半に始まるイベントをやる。
泊まらざるを得ない。
誰もいない春日大社、参拝 人気になるはず。

宿泊をすることで、リピーターを育てる。
人口が減ってきたら、やり方を変える。
多様性に富んだ発信の仕方はしているのか?
HPのリニューアル監修もしている。
お刺身と梅干しのみ?
ラーメン、肉、中華?
熊野古道、動物園、ビーチ、

外国人も、朝から晩まで同じことをしたいわけではない。
いろいろと選べることが大事。

京都でも、着物イベント、生花など
見物だけではなくて、体験することが流行。

食 お寿司を自分で握るコース
飲食対策が大事

キャンプ カヌー
楽しいものに変えていく
「こんなに楽しい国ですよ」と発信
解説・配布の仕方。

8200万人
観光大国になれる。はず!
やりたいか?やりたくないか?
やるか?やらないか?の問題。

和食洋食
選べる選択肢があるのがいい。
ずっと魚を食べたいわけではない。
肉も食べたい。
イギリス人もフランス人も、爆買いしている。

どういうPRをするかによって変わってくる。
富士山
こんな体験ありますよ。こんなことできますの。
伊勢神宮はどこにあるのか?
プロモーションするにあたって、
オリンピックをやっても激変しない。
混んでいて高くなって・・・では、人が来ない。

努力をすれば人は来る。
今まで磨いてないのに…。
歴史、人間文化、を追加的にはいかないが、背景を説明する。
磨けば、観光大国になれる!

**************************

いろいろと語弊はあるかもしれませんが、
このようなことをおっしゃっていました。

お話を伺っていて思うのは、
私たちのやっていることまんざらでもない!?
プログラムにストーリーを作って、疑似体験させるということは、
世界を相手にした観光にも充分耐えうるということ。

ちなみに、手前味噌ですが、
私たちが手掛けたプログラムは…、
花蔵の乱探訪ツアー
 (今川家の家督争い、追いつめられ自害せざるを得なかった
  『玄好恵探』の敗走ルートをハイキングし、お墓参りをする)
家康公のゆかりの地を歩くツアー
 (藤枝市内に遺る『家康公』ゆかりの地を訪ね歩き、
  死のきっかけと言われる鯛の天ぷらを食べてみるツアー)
茶町散策と闘茶
 (藤枝市の基幹産業である『茶』の歴史をたどり、
  かつて、禁止令まででたという闘茶文化を疑似体験する)
幻となった藤枝名物「ほととぎす漬」を復活させ、自分で作って食べてみる
 (江戸時代からの藤枝名物であった、男をも泣かせたと言う
  辛い漬物「ほととぎす漬」を復活させ、
  在来作物の存続まで広げ、6次産業化を狙う)
  「チームほととぎす」の紹介は、こちら

後は、発信の仕方と、それを受け入れるための
アクセスや食事&宿泊のホスピタリティ。
それに伴う、言語の問題。

今年のプログラムでは、
外国人を対象とするものにも挑戦してますし、
障がいのある人を受け入れられたプログラムもある。
実際はまだまだでもあるのですが、
可能性もいっぱいあるなあ…と、感じました。

さて17:30〜は、「創立70周年記念交流会」です。
image-20160613230819.png
ごあいさつは、川勝平太静岡県知事です。
image-20160613230834.png
アトキンソン先生のお話から、データ分析をきちっとすること
ヨーロッパからのお客様について考察することを確認。
知事はいつもながらテンションが高くて、元気をもらえます。
静岡県で乾杯するなら…日本酒でしょ!と
「誉富士」で乾杯!
皆さま、おめでとうございます。

しばらくご歓談の後、「ふじのくにしずおか観光大賞」で
表彰された方々がステージに呼ばれ、インタビューを受けることに。

◉大賞
★「藤枝おんぱく〜藤枝温故知新博覧会〜」
主催:藤枝市
 商店街や職人、学生等の地域住民を巻き込み、
 地域の観光資源を活用した多彩な体験プログラムを開発するとともに、
 SNS等による情報発信に取り組み、多くの観光地の模範となりました。
image-20160613230926.png
左から、商業観光課の谷口さん、「NPO法人 SACLABO」の大場くん、
渡村マイちゃん+創くん、商業観光課の石井さん、とぱらぽん(撮影)。
image-20160613230936.png
この受賞ですごいなあと思うのは、イベントを仕掛けているのが、
30代の子育てで大変なパパママたちである彼らをはじめとする
若い団体の「NPO法人 SACLABO」であること。
こういう年代の人たちが、限られた時間の中で
一生懸命やっているところがすごいと思う。
これからの時代をどうしたいかを考えて行動している。
だから応援しているのですけれど…。

さて、続きましては…、
◉奨励賞
★「隠れた超A級グルメを全国ブランドへ 〜富士山しらす街道事業〜」
 主催者:田子の浦漁業協同組合
 地元の特産品であるしらすを活用し、
 販売店舗が点在する約3キロの道を「しらす街道」と名付けるとともに、
 パンフレットの作成、漁協食堂のオープン等によりPRを展開し、
 産業の活性化に大きく貢献されました。
image-20160613231007.png


★「ライド&ライド狩野川」
 主催者:ライド&ライド狩野川実行委員会
 伊豆新世紀創造祭(2000年)のサイクリングイベントを継続拡大させ、
 多彩なコースを整備するとともに、市民を巻き込み
 ガイドサイクリングを行うなど地域の活性化と
 にぎわいづくりに貢献されました。
image-20160613231022.png


★「ゆるゆる遠州ガイドライド」
 主催者:静岡遠州観光ネットワーク
 磐田市、袋井市、森町、掛川市、菊川市、御前崎市が連携し、
 自然豊かな景観と地産の食材を愉しんでもらう
 自転車をコンセプトをしたツアーの商品化に成功し、
 地域の活性化とにぎわいづくりに貢献されました。
image-20160613231043.png

最後の締めのごあいさつは、
静岡県観光協会の理事をされている「金原貴(たかし)」さん。
image-20160613231103.png
舘山寺温泉観光協会の会長さんでもいらっしゃいます。
そのお話の中で、来年のNHKの大河ドラマ「井伊直虎」を引き合いに出されて、
ゆかりのお寺である龍潭寺の方をご紹介されました。
image-20160613231114.png
(すみません。お名前を聞き取れませんでした。)
来年に向けて、楽しみですね!

最後は、三本締めで!
image-20160613231152.png
よよよい、よよよい、よよよい、よい!
よよよい、よよよい、よよよい、よい!
よよよい、よよよい、よよよい、よい!
image-20160613231359.png
ありがとうございました!

image-20160614105049.png
配られた資料の一部です。

皆さま、ありがとうございました。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。