土狸庵先生「閑椿」プロジェクト、進行中! [ものづくりびと]
さあ、これはいかがですか?
梅の季節、桜ももうすぐというという時期に「椿」?
と、思われるかもしれませんが、それは、大丈夫!
だって、「椿」でおなじみ、土狸庵先生のお菓子だから…。
ぱらぽんはいつも「なったらいいな♪」を、つぶやいたり、
書き留めたりしているのですが、今年早くも1つの夢が叶いそうです。
土狸庵先生のトレードマークである「椿」を和菓子、
それもお茶会などで出される「煉切」で、
焼津の「和菓子工房 吉野」の山川仁志さんに、
オリジナル「椿」を作ってもらおうというプロジェクト!!
先日、第一段階の話は、書きました。それは、こちら。
前回は、山川さんにいろいろなバリエーションで作ってきてもらったものを、
試食して、皆さんの感想も参考にして、検討しました。
ただ、今回のプロジェクトで一番大事なところは、
デザイナーである土狸庵先生の感性といいますか、
先生らしい、力の抜き加減、いい意味でのいい加減さ、
ゆるさのようなものを、どう具現化していくのか!?にあると申しましょうか…。
厳密に、繊細に、華麗に、などという要求であれば、
技術を持つ和菓子職人さんであれば、大変ではあるけれど、クリアしやすいことでしょうが、
シンプルで素朴に、くだけて、ほっとするような、などというと、
ある意味とっても難題なんだと思います。
その辺のところを伝えるために、土狸庵先生は粘土でイメージを伝えようと考えました。
その様子は、こちらで。
和菓子職人・山川さんもそれに応えようと、こんな風に。
山川ファンのコメントによる反応も、興味深いところです。
2012年3/21(水)午後、岡部宿の「和食処一祥庵」をお借りして、
その打ち合わせをさせていただきました。
その後、いろいろな意見交換はしてあったので、
この日は、山川さんに和菓子の材料を用意してきていただき、
先生、女将さん、ぱらぽんの目の前で、試作していただくというもの。
考えたら、こんな贅沢な出来事って…!ありえませ~ん。
うれしいな~♪
白いんげん(白手忙豆:しろてぼうまめ)が材料の「あんこ」。
色とりどりに彩色された「煉切」。
材料は、白あん、求肥(ぎゅうひ)、水飴、色素(なるべく天然のもの)。
「あんこ」を小さくまとめ、重さを量ります。
皮になるピンクの「煉切」も同じく量ります。
白いあんこをピンクの煉切で包み、
この手に掛かると、あっという間に、このような…。
これを手のひらに乗せ、
卵形のゴムボールのようなもので、ぎゅーっと押すと、
ほら、
ここでちょっと握って、わざとゆがめて…、
重さを量って確認。40g(だったかな?)
今度は、「しべ」用の白いあんこを…、
ちょっとゴロゴロ。
右の赤い椿は、土狸庵先生作!粘土製。意外に(失礼!)美味しそう!
コテですぱっと!カット!!
真ん中に乗せれば…、
はい、できあがり。
ちょっと大きいかな~?
うすピンク18g。
しろあんこ16g。
包んで…、
丸めて…、
「しべ」を乗せたら…、
はい、どうぞ!
「しべ」まで入れて、40g(だったかな?)
さあ、どうでしょう?
他にも和菓子の技法なども見せていただき、うっとり。
試作品の数々。
器は…、土狸庵先生、オリジナルの黒い板。
金のラインで「枝と葉、つぼみ」のみ描かれています。
そこに置かれる、山川さんの「椿」。
本番は、先生たってのご希望で、深紅の椿ができあがる模様。
命名「閑椿」♪
この「椿」は、4/20(金)~23(月)、
藤枝市寺島の「古民家ギャラリーこころ庵」で行われる、
「服部あきよし一閑張りとこころ庵銘仙コレクション展」で、
特別開催「一煎楽座」に参加すると、味わうことができます。
(和菓子「閑椿」代250円:限定50個)
さあ、どうなりますことやら…。
プロジェクトの今後に、乞うご期待!!
ぽんぽん。
梅の季節、桜ももうすぐというという時期に「椿」?
と、思われるかもしれませんが、それは、大丈夫!
だって、「椿」でおなじみ、土狸庵先生のお菓子だから…。
ぱらぽんはいつも「なったらいいな♪」を、つぶやいたり、
書き留めたりしているのですが、今年早くも1つの夢が叶いそうです。
土狸庵先生のトレードマークである「椿」を和菓子、
それもお茶会などで出される「煉切」で、
焼津の「和菓子工房 吉野」の山川仁志さんに、
オリジナル「椿」を作ってもらおうというプロジェクト!!
先日、第一段階の話は、書きました。それは、こちら。
前回は、山川さんにいろいろなバリエーションで作ってきてもらったものを、
試食して、皆さんの感想も参考にして、検討しました。
ただ、今回のプロジェクトで一番大事なところは、
デザイナーである土狸庵先生の感性といいますか、
先生らしい、力の抜き加減、いい意味でのいい加減さ、
ゆるさのようなものを、どう具現化していくのか!?にあると申しましょうか…。
厳密に、繊細に、華麗に、などという要求であれば、
技術を持つ和菓子職人さんであれば、大変ではあるけれど、クリアしやすいことでしょうが、
シンプルで素朴に、くだけて、ほっとするような、などというと、
ある意味とっても難題なんだと思います。
その辺のところを伝えるために、土狸庵先生は粘土でイメージを伝えようと考えました。
その様子は、こちらで。
和菓子職人・山川さんもそれに応えようと、こんな風に。
山川ファンのコメントによる反応も、興味深いところです。
2012年3/21(水)午後、岡部宿の「和食処一祥庵」をお借りして、
その打ち合わせをさせていただきました。
その後、いろいろな意見交換はしてあったので、
この日は、山川さんに和菓子の材料を用意してきていただき、
先生、女将さん、ぱらぽんの目の前で、試作していただくというもの。
考えたら、こんな贅沢な出来事って…!ありえませ~ん。
うれしいな~♪
白いんげん(白手忙豆:しろてぼうまめ)が材料の「あんこ」。
色とりどりに彩色された「煉切」。
材料は、白あん、求肥(ぎゅうひ)、水飴、色素(なるべく天然のもの)。
「あんこ」を小さくまとめ、重さを量ります。
皮になるピンクの「煉切」も同じく量ります。
白いあんこをピンクの煉切で包み、
この手に掛かると、あっという間に、このような…。
これを手のひらに乗せ、
卵形のゴムボールのようなもので、ぎゅーっと押すと、
ほら、
ここでちょっと握って、わざとゆがめて…、
重さを量って確認。40g(だったかな?)
今度は、「しべ」用の白いあんこを…、
ちょっとゴロゴロ。
右の赤い椿は、土狸庵先生作!粘土製。意外に(失礼!)美味しそう!
コテですぱっと!カット!!
真ん中に乗せれば…、
はい、できあがり。
ちょっと大きいかな~?
うすピンク18g。
しろあんこ16g。
包んで…、
丸めて…、
「しべ」を乗せたら…、
はい、どうぞ!
「しべ」まで入れて、40g(だったかな?)
さあ、どうでしょう?
他にも和菓子の技法なども見せていただき、うっとり。
試作品の数々。
器は…、土狸庵先生、オリジナルの黒い板。
金のラインで「枝と葉、つぼみ」のみ描かれています。
そこに置かれる、山川さんの「椿」。
本番は、先生たってのご希望で、深紅の椿ができあがる模様。
命名「閑椿」♪
この「椿」は、4/20(金)~23(月)、
藤枝市寺島の「古民家ギャラリーこころ庵」で行われる、
「服部あきよし一閑張りとこころ庵銘仙コレクション展」で、
特別開催「一煎楽座」に参加すると、味わうことができます。
(和菓子「閑椿」代250円:限定50個)
さあ、どうなりますことやら…。
プロジェクトの今後に、乞うご期待!!
ぽんぽん。
2012-03-22 00:26
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コメント(2)
ごていねいなレポート、恐れ入りやす。
素人のあれやこれやに、
イヤな顔も見せずに応えてくださる匠、
もう感涙もののひとときでしたねえ。
真っ赤な椿が見れなくてちょっと寂しかったけど、
きっと本番では、「あっと驚く~土タヌキ!」
ってなことになりそうですね。
いろいろお世話をおかけします。
by 土狸庵 (2012-03-31 01:04)
おやおや、びっくり!先生こんな時間にですか?
お加減いかがでしょうか?
山川さんも、デザイナーとのコラボ!
ずいぶん楽しんでいらっしゃいましたよ!
このところ、みそまん学会も、山川さんも、
取材の頻度が増しているそう。すごいですね~。
真っ赤な椿は、本番までお預けっていいですね。
予告編で、犯人が分かっちゃう!のでは、つまらないから…。
ホントに楽しみです♪
先生、お大事になさってくださいね。
by ぱらぽん (2012-03-31 01:15)