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藤枝市滝沢に「ラジ・パテル氏」がやってきた!?レポート [勝手に応援団!]

先日、滝沢で活躍する青年農業士の杵塚歩ちゃんに、
映画「種まく旅人 ~みのりのお茶~」の紹介をしたら、
歩ちゃんが企画した交流会のお知らせをいただきました。

5月19日に、アメリカでは有名な食・農のジャーナリストの方が我が家にきます。
是非多くの方に聞いて頂きたいお話ですので、急きょ食事会を企画しました。
ご都合が良かったら是非おいで下さい。

というわけで、ぱらぽん、友人秋田さんの車に便乗して参加してきました。

2012年5/19(土)18:30~
藤枝市滝沢の杵塚農園の「やまびこスペース」に
アメリカのジャーナリスト「ラジ・パテル」氏がやってきました。
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このイベントの様子をレポートしちゃいます!
まずは、「ラジ・パテル」氏のご紹介!
歩ちゃんからもらったチラシから引用させてもらいます。

ラジ・パテル“世界の食料危機と日本の食”
場所 : やまびこスペース(藤枝市滝沢1417) 
日時 : 5/19 6時30分~20時   
参加費: 600円 夕食代込み(山菜料理)
      
  *ラジ・パテル氏について*
米国在住のエコノミスト、ジャーナリスト。
世界貿易機関(WTO)、世界銀行にエコノミストとして勤務した経歴を持ち、
その一方でアクティビスととしても活躍。
世界銀行やWTO、G8、G20などの国際会議の際には
「会場の内外」で的確な批判を展開する論客として大いに注目を集めた。
現在は、米サンフランシスコに本拠を置く「食糧開発政策研究所」の
研究員を務めるかたわら、米カリフォルニア州立大学バークレー校の研究員、
南アフリカのクワズ―ル・ナタル大学の名誉研究員を務める。
グローバルな食料問題の専門家として、
米英では新聞、雑誌、テレビなどに頻繁に登場。
2008年の世界食糧危機の際には、米下院において
国連の食糧を得る権利に関するレポータ―として証言する、など
米政府の政策決定にも影響を与える存在である。

“なぜ世界で、10億人が飢えにあえぎ、15億人が肥満に苦しむのか?”
世界フード・ビジネスの矛盾や不幸のシステム、
輸入自由化が私達に何をもたらしたのか?
TPP問題や農業問題に揺れ動く今の日本の未来を一緒に考えましょう!

ということで、ぱらぽん付いていけるのか!?心配でしたが…、
皆さんが集まり始めたら、最初にするように言われたのが、こちら。
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あら、美味しそう…!!
まずは、ご飯を食べるらしい。
「食」がテーマのイベントですから、ここはじっくりご紹介!

まず、ご飯は2品。
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もちろん両方いただきたい!
左:猪飯(ししめし)
瀬戸谷の野山を駆け巡る猪肉と、みんなの田んぼで昨年収穫した無農薬米。
右:エンドウ豆ごはん
今が旬のえんどう豆のご飯。

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ノビル漬け
杵塚家自慢の漬けもの① 春の味覚ノビルの昆布漬

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ふきの煮物
瀬戸谷の山で採れた野生の蕗

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左:ニンニクの醤油漬け
杵塚家自慢の漬けもの③ ニンニクを一年以上醤油につけてあります。
            キスのご予定のある方はご遠慮下さい。
右:らっきょう漬け
杵塚家自慢の漬けもの② 無農薬のらっきょうをブドウ酢(?)で
            一年以上漬けてあります。

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筍の煮物
裏山で採れた筍&杵塚家の原木椎茸

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新茶の天麩羅

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新玉ねぎのかき揚げ
無農薬の新玉ねぎは甘さが違います。ニンジンの葉っぱ・にんじん・玉ねぎ。

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レタスとみそ。

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空豆

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大根とキュウリ

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絹さや

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新玉ねぎ

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紅茶

盛りつけたら…、こんな感じ!
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からだが喜びそうなのが、分かるでしょ!?

このお料理をいただきながら、順番に自己紹介。
地元藤枝の方だけでなく、大坂や東京、山梨…、浜松、島田、牧之原から…。
お茶農家さん、最近就農した人、半農半X(エックス)の人、梨農家さん、
お茶の機械を作っている会社にお勤めして、畑も作っている人、会社員、
市民活動家、観光協会勤務の人、子どもたちに劇場体験をお世話している人、
放射能検査をして廻っている人、フリーライターなど、
じつにさまざまな人々とその家族、友人などが集結していました。
総勢40名くらいいたでしょうか…!?

自己紹介が一巡したころ、ご飯も食べ終わりました。
ごちそうさまでした。

それでは、いよいよお話を伺うことに…。

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歩ちゃんは、かねてより、「ラジ・パテル」氏の大ファン!
今日、お招きできたことがとてもうれしいのだそう。

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「ラジ・パテル」氏。

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ラジさんの左にいる方は、カナダ在住の志賀さんです。
現在、ラジさんのドキュメンタリー・プロジェクトの手伝いをしているそうです。
ラジさんと行動を共にして日本を案内しています。
通訳をしてくれました。

講演内容を少し書いてみますが、忠実に書けている自信がないので、
参加されてこのブログを読まれた方!
間違いがあったら、コメント欄にてお知らせ下さいね。直します。

日本のことだけでなく、外の世界で起こっていることを知るべき。

今世界では、2つの大きな問題があるが、その一方で、
期待できるかもしれない事例が2つある。

●世界では、10億人の人が飢餓にあえいでいる。一方、
●15億人の人が、肥満に悩んでいる。

アメリカでは、10人に6人が肥満。
4800万人が、食糧難。
4人に1人が、食糧援助を受けている。
2人に1人が、家族をケアできない状態にあり、
3人に1人が、糖尿病と闘っている。
子どもたちに何を与えたらいいのか…?
世界全体では、みんなが食べるのに、食糧は充分にある。
どのように分配されるのか?が、問題。
スーパーマーケットでは、マーケティングの力などを使い、
衝動的、本能的に、買わせようとしている。
日常的に必要なミルクを一番奥の方に配置し、
その手前にいろいろな商品を置き、余分なものも買わせている。
その反面、貧しい人には食べ物が行き渡らない。
私たちは、何を望んでいるのか?

2つの期待できる事例

●キューバ 気候変動に対応する農業
ハリケーンが来ると、大きな被害を受けるが、
60日あれば、90%修復することができる。
さらに各地域で、生態系に見合ったさまざまな作物を作ることにより、
被害をカバーできる。
地域の農家が集まって力を合わせることにより、
政府に意見を言うことができるようになった。

●アフリカのマラウイ
農業に従事している女性達の収穫量は増えているのに、
その子どもたちの食の質は落ちているのはなぜか?
収穫の仕事が増えると、家事をする時間が減る。
仕事の中で「レシピディ」を設け、
効率がよくて美味しいメニューを紹介したり、交換したりする日を設けた。
その中で、お互いに意見交換をするようになり、
男性にも家事を手伝って欲しいと言えるようになった。
家族でシェアすることにより、効率がよくなり、
子どもたちの栄養も改善された。

大事なことは、リーダーシップのある人の元に、よい組織を作ること。
農家以外の人も交えて、充分な想像力を持って、
その地域にあった方法でいろいろと話し合うこと。

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国際的農民運動組織であるビア・カンペシーナ(農民の道)が唱える「食糧主権」。
「人々やコミュニティー、国が、自分たちの農業・食糧・土地などの政策を、
社会的にも経済的にも文化的にも、
それぞれの独特の条件にふさわしいものとして決められる権利」
のようです。
集まった人々が集まってよろこびを感じることが大事。
日ごろから常に、考えることが大事。
だそうです。

この集まりに参加している人は、原発の運転再開についても意識されている人が多く、
原発県民投票静岡」の署名活動についても、言及されていました。
特に、いろいろなエリアから集まってきていたので、
皆さんなるべく受任者になりましょう!ということでした。

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歩ちゃん、大活躍でした。

最後は、みんなで記念撮影!
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大勢いるから、準備も大変!
はい、こちらに並んで~~~!!

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はい、ポーズ!!

おかえり前には、できたての新茶を…、
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ぜひお求め下さいね!!
皆さま、出会いをありがとう!

参加者の皆さま、本文の修正加筆を受け付けます。
コメント欄にて、お知らせ下さい。
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