ギャラリー散歩 vol.131 「山下清の東海道五十三次」 前期は明日（３／１０）までです！

先日ご紹介した展示、藤枝市郷土博物館・文学館の「山下清の東海道五十三次」。
昨日（３／８）、ようやく行ってきました。


「リビング静岡」２／２３号でご紹介したご縁もあったので、
ご挨拶したら、取材させてもらえることになって、
特別に、写真撮影も許可いただきました。
ありがとうございます。

今回の「山下清の東海道五十三次」の作品は、
山下清が昭和３９年から、実際に東海道を取材旅行して描いたもので、
最終的には貼り絵にすることを考えていたそうですが、
４２枚を完成させたところで療養生活に入り、
２年後の昭和４６年に亡くなったのだそうです。
誰もが未完だと思っていた、京都までの残りの１３枚は、
没後アトリエの押入れから発見され、
「東海道五十三次」は５５枚が完結した最後の大作となりました。



東海道五十三次

東京
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愛知
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３６　豊川
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３８　藤川
３９　岡崎
４０　知立
４１　鳴海
４２　名古屋
三重
４３　桑名
４４　四日市
４５　石薬師
４６　庄野
４７　亀山
４８　関
４９　坂の下
滋賀
５０　土山
５１　水口
５２　石部
５３　草津
５４　大津
京都
５５　京都

こうしてみると、「東海道五十三次」って、静岡県が一番多いんですね。
今回の山下清の展示で、おもしろいのは、
この５５点の作品の横に、清の日記の文章が載っていること。
清らしい素直な感想が伸びやかに書かれていて、癒されます。


スケッチをしている時の写真なども…。

本人が放浪していた頃のことを意識して文章に書いていますが、
「ルンペン」という言葉を使っています。
そういえば、昔は、映画館に行くと、作品が始まる前に、
ニュースが流れたものでした。
内容は、皇室の話題や、スポーツ、芸能もあったと思うのですが、
断片的な記憶に「山下清」の話題があったような気がしています。
その内容は、「放浪していた山下清画伯が、どこそこで見つかった。」
というものだったような…。
当時、子供心に、「この人が画伯？」と思ったような気が……。
すごく曖昧な記憶ですが…。

さて、展示の話に戻ります。
今回の展示、前期は３／１０（日）までで、その内容は、こちらです。


清は、ヨーロッパを廻って、スケッチ旅行をしているんですね。



これらの作品は、明日３／１０で、入れ替えられてしまうので、
もしご覧になりたい方は、ぜひとも、明日観に行ってください。
さらに、明日は、こんなイベントも。


「山下清の東海道五十三次」

前期　２／１（金）～３／１０（日）
後期　３／１２（火）～３１（日）

９：００～１７：００（入館は１６：３０まで）

休館日／月曜日〈２／１１（祝）は、開館。２／１２（火）は休館〉

入館料／６００円
　　　　高校生・専門学校生・大学生　４８０円
　　　　中学生以下は、無料
　　　　障害者手帳をお持ちの人　３００円

藤枝市郷土博物館・文学館　（藤枝市若王子５００）
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