たった一度だけなんですね? 映画「ツナグ」を観ました。 [映画館へ行こう!]
井沼先生のお通夜に行き、ひとまず家に帰りごはんを食べて、
それから「藤枝シネ・プレーゴ」に向かい、観た映画が、こちら。
松坂桃李 樹木希林 主演「ツナグ」。
このところ「グリーフケア」的作品は、努めて観てしまうぱらぽんです。
昨日、観る予定だったものですが、
今夜は、先生にお別れのご挨拶をしてきた直後だったので、
なおふさわしい気もしました。
内容については、多くを触れませんが、
時々、アイ子さん(樹木希林)が語るように聴かせる、
劇中詩が気になりました。
検索したら出てきたので、引用させていただきます。
劇中詩「最上のわざ」(一部抜粋だそうです。)
ヘルマン・ホイヴェルス神父の友人作
<ヘルマン・ホイヴェルス著「人生の秋に」(春秋社刊)所収>
この世の最上のわざは何?
楽しい心で年をとり
働きたいけれども休み
喋りたいけれども黙り
失望しそうな時に希望し
従順に平静に己の十字架をになう
若者が元気一杯で神の道を歩むのを見ても妬まず
人の為に働くよりも
謙虚に人の世話になり
弱って、もはや 人の為に役立たずとも
親切で柔和であること-。
老いの重荷は神の賜物
古びた心に、これで最後の磨きをかける
まことのふる里に行くために-。
近しい人を突然亡くしたような方には、
「使者(ツナグ)」が必要かもしれません。
ただ、一度だけでは…。現実には…。
と考えると、より淋しくなってしまわないか、ちょっと心配。
自分だったら、誰にしようか…?
と考えながら、帰路に着きました。
それから「藤枝シネ・プレーゴ」に向かい、観た映画が、こちら。
松坂桃李 樹木希林 主演「ツナグ」。
このところ「グリーフケア」的作品は、努めて観てしまうぱらぽんです。
昨日、観る予定だったものですが、
今夜は、先生にお別れのご挨拶をしてきた直後だったので、
なおふさわしい気もしました。
内容については、多くを触れませんが、
時々、アイ子さん(樹木希林)が語るように聴かせる、
劇中詩が気になりました。
検索したら出てきたので、引用させていただきます。
劇中詩「最上のわざ」(一部抜粋だそうです。)
ヘルマン・ホイヴェルス神父の友人作
<ヘルマン・ホイヴェルス著「人生の秋に」(春秋社刊)所収>
この世の最上のわざは何?
楽しい心で年をとり
働きたいけれども休み
喋りたいけれども黙り
失望しそうな時に希望し
従順に平静に己の十字架をになう
若者が元気一杯で神の道を歩むのを見ても妬まず
人の為に働くよりも
謙虚に人の世話になり
弱って、もはや 人の為に役立たずとも
親切で柔和であること-。
老いの重荷は神の賜物
古びた心に、これで最後の磨きをかける
まことのふる里に行くために-。
近しい人を突然亡くしたような方には、
「使者(ツナグ)」が必要かもしれません。
ただ、一度だけでは…。現実には…。
と考えると、より淋しくなってしまわないか、ちょっと心配。
自分だったら、誰にしようか…?
と考えながら、帰路に着きました。
2012-10-19 01:58
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コメント(2)
読んでいてドキドキしました。
映画の事は何も知らなくて
申し訳ないですが、この詩は
すごいです。UPしてくれてありがたいです。
ノートに書き写しても良いですか?
映画館で妙に泣けちゃったり、感激すると
気持ちや涙をどうしていいのか
困ってしまいますね。映画はじかに伝えて
来ます。映画時間は良いですね。
by ささゆり (2012-10-19 10:12)
ささゆりさん、この詩は原作にはないそうです。
このところ、この「ツナグ」のPRで、
樹木さん、松坂さんがよくテレビに出ていらっしゃったから、
そこで紹介されていたかもしれないのですが、
この詩を映画に持ち込んだのは、樹木さんだそうです。
ここに書いたのは、映画のパンフレットに紹介された
一部抜粋のようで、全文は、
ヘルマン・ホイヴェルス著「人生の秋に」(春秋社刊)所収
納められているようです。
ネットで検索できましたが、
全文の方がさらに深く、大きな世界を感じました。
なので、ノートに書き留めるのであれば、
全文もご覧になった上で、書かれた方がいいかもです。
ネット情報によると、ヘルマン・ホイヴェルス氏は、
上智大学でも教えられた方で、その方の友人が
ホイヴェルス氏に送った文章に感動して、
まとめられたものだとか…。(伝聞ですみません。)
劇中では、樹木さんが語りかけるように読まれるのですが、
活字で拾えないながらも、心にしみじみ入ってくる
その言の葉に、癒されました。
この映画を観て、
「『ツナグ』に頼んで、どうしても夫に会いたい」
とは思わなくて済んだので、よかったです。
私たちには時間があったので
(思っていたよりは、早かったですが)、
訊きたいことは語り尽くしていたのかな?と思いました。
1日経って思うのは、「ツナグ」は亡くなった人との
一度きりの再会の映画ではあるのですが、
ぱらぽんにとっての印象は、「ゆずりは」、
かけがいのない仕事を次世代に譲る、
その大切さと難しさを描いているとも思いました。
一歩前に進むために、支えになれたらいいなあ。
by ぱらぽん (2012-10-19 11:02)