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「こんちは~、パンツ屋です~!」 [おくすりばこ]

昨晩(2012.11.14)、訃報が入りました。
女優の森光子さんが亡くなったそうです。

森さんといえば、「放浪記」「時間ですよ」
「3時のあなた」などがすぐに浮かびますが、ぱらぽんが
「女優・森光子」を認識したのが、冒頭タイトル
「こんちは~!パンツ屋です~!」を大きな声で叫びながら
行商をするドラマ、「天国のとうちゃん、こんにちは」。
このドラマは、
TBS系列の東芝日曜劇場で、
12年間にわたり全21作品作られたという、「天国の父ちゃんシリーズ」。
「女と味噌汁」「カミさんと私」と並ぶ日曜劇場の代表作。
大阪で下着の行商をやっていた日比野都さんの同名手記を脚色した作品だそうで、
「こんちは~。パンツ屋です~!」という元気あふれるかけ声で
行商をしながら2人の子供をそだてる浪速女の物語。

その中で、番組後半に必ず語られる詩、がこちら。

  貧しいから
  あなたにあげられるものといったら
  柔らかな五月の風と
  精一杯愛する心だけです
  でも、結婚してくれますね
  でも、結婚してくれますね

都さんが、亡き夫からプロポーズされたものだとか。

シリーズが始まったのが、1968年。ぱらぽん、10歳です。
おそらく初回から観ていた気がします。
子どもだったので、難しいことは分かってなかったけれど、
お金がなくても、家族が支え合って暮らせば、それが幸せなんだ。
というメッセージは受け止めていた気がします。
裕福な家ではなかったので、日比野家と共感でしたのでしょうね、たぶん。

森光子さんが旅立たれて、たまらなく懐かしいこのドラマ。
もう一回観たいなあ。
もしかしたら、今の時代に必要なことが描かれているような気がします。

森光子さんの、ご冥福をお祈り申し上げます。
合掌
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アラミス

私にも懐かしいドラマのタイトルです。
当時は大河ドラマの後は、必ず東芝日曜劇場でした。
今年は、大滝秀治、馬淵晴子、山田呉一などなど、
昭和を彩ったスターたちがずいぶん鬼籍には入られました。
時の移ろいを思わずにはいられません。

合掌。
by アラミス (2012-11-15 10:45) 

きべっきー

本当に懐かしいですね。
森光子さんは人情たっぷりで、心を動かす言葉をピリッと言う役がぴったりの俳優さんでしたね。
あの瞳の奥の、芯のある光りとチャーミングな笑顔がとても印象に残っています。
しかしまあ、ぱらぽんちゃんは、微に入り細に入りよく覚えていますね〜。びっくり!

本当に昭和に活躍された方々が次々とお亡くなりになって、寂しさと同時に自分が時代に取り残されているような気もしています。


by きべっきー (2012-11-15 11:19) 

生きるということ

精一杯自分を表現し 一瞬一瞬の幸せを誰かと共有出来る事 自分の気持ちを安らかな方向に持っていく事 


by 生きるということ (2012-11-15 12:33) 

ぱらぽん

アラミスさん、そうですよね。
ドラマの中から、思いやりとか、まっとうに生きるとか、
人生の中で大切なものを、疑似体験することによって
学んでいた気がします。
それから、「鉄腕アトム」とか
「ひょっこりひょうたん島」とか、から
「夢」見ることなどを得ていたような…。
「昭和」がどんどん遠くなっていきますね。
今の時代をよく生きないと、いけませんね。
多くの先輩がしてくれたように…。
by ぱらぽん (2012-11-15 18:08) 

ぱらぽん

キベッキーさん、大丈夫!ぱらぽんがいます(笑)!!
ところで、そんなに記憶力よくないですよ。
詩も断片的でした。
ネット検索して確認してから、書きました。
そうしたら、動画も出てきて、ちょっと観ちゃいました。
それで、都さん(森さん)が売っていたパンツ!
メーカーは「ワコール」だったんですよ。
大きな段ボールに「ワコール」の文字!
提供は東芝だけだったような気がするので、
協力だったのでしょうか?
森さんもワコールも、その後ビッグになられましたね。
by ぱらぽん (2012-11-15 18:16) 

ぱらぽん

生きるということさん、
クリエイティブなお仕事をされているのでしょうか?
これからも、がんばってくださいね。

by ぱらぽん (2012-11-15 18:18) 

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