ギャラリー散歩Vol.172 ぎりぎりでしたが、観られました。「山本二三展」

気になりながらも、なかなか行けなかったのですが、
先日(2014.0922)、静岡に行く用事にかこつけて、
観ることができました。




天空の城ラピュタ
火垂るの墓
時をかける少女
など、ジブリ作品を中心に、日本を代表する数々の名作に
携わっているアニメーションの美術監督・背景画家です。



展示は昨日までで終わってしまったので、ご紹介するのも今さらなんですが、
素晴らしい仕事なので、記憶に残しておけるよう、書かせてもらいます。

上記の作品以外にも、
もののけ姫
未来少年コナン
ルパン三世
じゃりんこチエ
なども手がけられていて、感激！

来館していた若い女性が、
アニメのキャラが描いてなくて寂しい。
って話してましたが、確かにそうかもしれませんが…。
でも、背景画なので、キャラクターが入ることを前提に描いているわけで、
本当に、リアルで精緻な仕事ぶりに、感動しました。
写真かと思うほどの出来栄え。
この背景があるから、キャラクターも安心して、
活躍できたのではないか？と思いました。
それから、こういう現役の作家さんが、まだ活躍しているうちに、
このような展示をしてもらえること！ステキだと思います。
どちらかといえば、あまり名前は目立たない、でも、
確かな仕事をしている人々が的確な評価をされ、
後に続くものの指標になってくれるのはいいことだなあと。

この全ての作品をもう一度、背景を意識しながら観てみたいなあと思いました。
山本二三さん、企画してくださった「静岡市美術館」さん、
ありがとうございました。