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ギャラリー散歩 vol.197 「布と模様のハーモニー ー芹沢銈介の着物とアンデスの染織ー」 [ギャラリー散歩]

2106年5/14(土)
前田くんの展示会を観て、どうしても寄りたくなったのが、こちら。
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静岡市駿河区登呂にある「静岡市立芹沢銈介美術館」です。

この美術館に来ると本当に幸せになれる。
ぱらぽんにとって、理想的な美術館です。
そう気付いたのは10年以上前。

「芹沢銈介」は、素晴らしいデザイナーです。
それは、染色の型絵染作家だけでなく、画家であり、
本から美術館のデザインまでしてしまうデザイナーの元祖のような方。
その守備範囲は広く、蒐集家としても一流です。
倉敷の大原美術館の「棟方館」や「芹沢館」の内装もデザインしたと聞き、
うきうきと訪ねました。
米蔵をリノベーションした「棟方館」は素晴らしい。
ベンガラ色の外観の「芹沢館」も存在感があって見事です。
ただ、ちょっと残念だったのは、中で展示されている
芹沢の作品の退色が激しいこと。
静岡の芹沢銈介美術館は、窓もあるのですが、これでもか!?
と言わんばかりにカーテンが引かれています。
そのことで芹沢作品が最高の状態で保管されていると知った時、
この美術館で作品を見られるヨロコビを感じました。
それから、この美術館では、ほとんど並ぶことがない。
観たい作品の前で、いくらでも観ていられる。
ぱらぽんは観ているとリラックスするのか?
後半眠くなってしまい、ガラスに頭をぶつけることさえあります(笑)。
これこそ、地方都市の贅沢だ!と、うれしくなります。
それに420円とは!
駐車料金400円もプラスですが…。

さて、現在の展示は、こちら。
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「布と模様のハーモニー ー芹沢銈介の着物とアンデスの染織ー」
芹沢が晩年に愛した古代アンデス文明期の染織品も展示されています。
インカとか、マチュピチュとか、ナスカとか、
ロマンあふれる地域の文様が並びます。
ひとつひとつのものは、マントだったり、飾り布だったりするのですが、
その多くは古裂の布片です。
どう見ても、ぼろや端切れにしか見えない布片の、
そこに見られる文様のユニークさや、美しさに心惹かれて収集した、
芹沢の想いのようなものに触れると、わくわくします。

クイズラリーもやっているので、ぜひチャレンジしてみてください。
プレゼントがもらえますよ!
それから28年度開催の3回の企画展をご覧になり、
スタンプを3つ集めると、
「特製セリザワ文様ノート(2冊セット)」がもらえるそうです。
これは、欲しいなあ〜。

「布と模様のハーモニー ー芹沢銈介の着物とアンデスの染織ー」
2016年 4/9(土)〜7/3(日)
静岡市芹沢銈介美術館
TEL 054−282−5522


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