「お茶ツアー」その５ ～お茶を飲み比べる～

さあ、いろいろな見学が終わったので、ちょっと一服！
いえ、もっとか？
お茶を飲んでみましょう。


まずはこちら。


これは、この茶葉。

「碾茶（てんちゃ）」です。
石臼で挽いて、抹茶にする、その前の状態です。

これは、ひと山隣の「椿山」で穫れたお茶だそうです。

山のミネラルたっぷりのお茶です。



次は、こちら。


皆さんが摘んで、炒って、揉んで、仕上げたお茶です。

さわやかな味でした。



最後は、こちら。


茶葉は、こちら。

「藤枝かおり」です。

皆さんは、「現代日本人のお茶に対する意識」や
「日本各地のお茶と歴史」をテーマに研究をしているので、
調査のデータが必要なので、アンケートに協力して欲しいと頼まれました。

どんな飲み物が好きか？何を飲むか？
どんなときに飲むか？
全国にあるご当地茶を飲むことがあるか？感想は？
Ａ４裏表、しっかりした設問でした。

私たちへも、いろいろな質問をしていきました。


すごいのは、話の中に、
徳島の「阿波番茶」、富山の「バタバタ茶」、熊本の「八女茶」、
高知の「碁石茶」、沖縄の「サンピン茶」、埼玉の「狭山茶」
などが、出てくること！
それも、訪ねたところでは、体験してお話を聴いているようです。
ほとんど「世界お茶まつり」のようでしたね！！
アナンさんは、インドで紅茶の勉強もしてきたと言うし…。
この１ヶ月で、日本を廻って聴いたことを、レポートにまとめて、
研究成果を１時間かけて発表するのだそうです。
すごいなあ～。


皆さんに書いてもらった名前。
それから、お礼にいただいたボールペン。
大学の名前入りです。

密度の濃い時間を過ごして、

皆さんは、バスに乗り込み、

帰っていきました。

Have a nice trip!

＊＊＊　おまけ　＊＊＊
バスが終点なので、反転する前（皆さんが乗り込む前）、
行き先のサインが、くるくると回って、「島田駅行き」に替わったのですが、
それを見て、みんなが大はしゃぎ！
何かと思ったら、「トトロみたい！」ですって。
「ねこバス」のシーンなんでしょうね～。
そうか、観ているんだ！と思いました。

そうそう、先日からご紹介していた映画「種まく旅人　～みのりの茶～」。
釜炒り茶を作って、むしろの上で手揉みするところが出てきます。
ミキコ先生達が、それを観たら、
この日のできごともさらに思い出深くなるだろうなあ。
ＤＶＤを作って欲しい。バイリンガルで。

それから、とても残念だったのは、この映画について、
日本茶インストラクターの方々もご存じなかったこと！
う～ん、これはどうなんでしょう？
誰が、どこで、どういうPRをしたのでしょうか？
ぱらぽんは、もっともっとがんばらないといけないのでしょうね～。