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映画「42 世界を変えた男」  [映画館へ行こう!]

ただ一人、大リーグ全球団の永久欠番になった男。
背番号「42」!「ジャッキー・ロビンソン」

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ぱらぽんは、「ジャッキー・ロビンソン」を知らない。
でも、1997年。
野茂英雄が、アメリカ大リーグ「ドジャース」入団した時、
たびたび紹介されていた選手だ。

そして、毎年、4/15。
大リーグでは、グラウンドにいる全員が、背番号「42」を付ける。
どのチームの、どの選手も。敵も、味方も、関係なく。

当時、白人しかいなかった大リーグに、
身体能力が優れた黒人の選手を入団させようとしたのは、
「ブルックリン・ドジャース」の球団GM「ブランチ・リッキー」。
予想通り周囲の猛反発の中で、いかに「ジャッキー」を認めさせていくか?の物語。
だが、これは史実に基づく物語である。
そして1947年、400人のメジャーリーガーの中で唯一の黒人の選手が誕生する。

野茂が入団した時、
「『ジャッキー・ロビンソン』がいなかったら、
大リーガー野茂英雄は生まれていなかった。
そしてどちらの偉業を始めたのは、奇しくも『ドジャース』だ」
と、放送されていた。

この映画は、
黒人の選手が初めて、大リーグに認められるようになるまでのお話であるが、
多数派(メジャー)が異質なものを受け入れ、その価値を認め、
称賛できるようになるまで成長する話でもある。
既存の価値観に囚われずに、そこにあるものを冷静に観察し、
そのよいところを見いだして、周りの喧騒にも巻き込まれずに、
認められるまで支持し続ける話でもある。

信じ続ければ、世界は変わる。

GM役「リッキー」を演じたくて、ハリソン・フォードがオーディションを受けたり、
役になりきるために、体型や声色を変えて臨み、好演している。
今、ちまたでは、「倍返しだ!」というのがもてはやされているけれど、
「リッキー」の言う、「やり返さない勇気を持て!」
こちらの方がより心を動かされる気がする。

エンディングに流れる「ジャッキー・ロビンソン」の応援歌らしきもの!
これちゃんと聴いてみたいなあ。

ただの野球映画ではありません。
人としての生き方も学べる作品…、と言えます。
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