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仲田恭子【脚本・演出】「蔦紅葉宇都谷峠(つたもみじうつのやとうげ)」を観ました! [勝手に応援団!]

2014年3/21(土)藤枝市岡部町の大旅籠柏屋の隣に完成した
「岡部宿内野本陣 史跡」の一部「門塀」の完成を記念して行われた
仲田恭子さん【脚本・演出】の演劇「蔦紅葉宇都谷峠」を観てきました。

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会場となった「岡部宿内野本陣史跡広場」は、
本陣建物の間取りが平面表示された広場で、
その間取りを活かして、舞台としていました。
観客は雛壇に組まれたベンチ!


ぱらぽんは事前に、仲田恭子さん、街道文化課から、
撮影の許可を得ていたので、一番上の隅っこに陣取りました。
この前日までは雨、そしてこの日は晴れ上がったものの、
日中は強風が吹いていました。
会場準備も大変だったのでは?と想像しながら、始まりを待ちます。

寒い中待つお客さんを飽きさせないように、こんな心づくし。


あるいは、こちら。

ちんどん屋さんの曲は、何故かもの悲しいですね。
それが、この舞台にはよく合います。

仲田さんの舞台は、空間の使い方が独特です。
今回は、縦に長いこの広場をすべて舞台にするという大胆な演出。
題目は同じ「蔦紅葉宇都谷峠」なのですが、
明らかに前回とは違うご様子。
何が始まるのか?ドキドキです。

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冒頭部分。

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暗闇と光をうまく使って…、大人の演出です。

今後観られる方もいらっしゃるかも…、なので、途中は秘密!?
こちらはエンディング。
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かなりの寒さでしたが、その寒ささえ演出のようでした。

こちらが、見守っていた「門塀」です。
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仲田恭子さんの主宰する「空間アート協会ひかり」の
ブログ記事は、こちら

河竹黙阿弥 かわたけもくあみ(1816~1893年)
江戸時代幕末から明治にかけて活躍した歌舞伎狂言の作者。
名人といわれた役者・市川小団次と提携し「白波物」※を
多く書き、白波作者とも呼ばれた。
特に生世話物を得意とし、七・五丁の音楽的な台詞、
情緒的な世界の描写に特徴がある。
主な作品に「三人吉三廓の初買 さんにんきちさくるわのはつかい」、
知らざぁ言って聞かせやしょうの名台詞で有名な
「青砥稿花紅彩画 あおとぞうしはなのにしきえ」、
本作「蔦紅葉宇都谷峠」、「御所五郎蔵」じゃどがある。
※白波物とは・・・盗賊を主人公とする歌舞伎などの称


現代版「蔦紅葉宇都谷峠」
河竹黙阿弥「蔦紅葉宇都谷峠」は、安政三年(1856年)
江戸市村座初演の歌舞伎狂言で五幕の世話物※。
按摩の文弥が百両を持って京へ上る途中、
宇都谷峠で伊丹屋十兵衞 いたみやじゅうべえ に殺されてしまう話で、
人情噺 にんじょうばなし「座頭殺し」によったもの。
通称「文弥殺し」と言われている。
2012年11月に大旅籠柏屋の中庭にて現代版「蔦紅葉宇都谷峠」初演。
今回は第二回目として、内野本陣跡の特色を盛り込み、
さらなるアレンジを加え上演する。
※世話物とは・・・江戸時代の町人社会における
義理人情の葛藤などを主題とする歌舞伎等の内容分類上の呼称

仲田恭子さん、団員の皆さん、藤枝市の担当の皆さん、
素晴らしい演劇をありがとうございました。
また、次回があることを希望します。
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